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お見送り芸人しんいちの年齢や経歴など気になる人もいるでしょう。ユニークな芸名も印象的で、何と言っても「R-1グランプリ2022」で第20代王者に輝き、一気に注目される存在となりました。今回は、お見送り芸人しんいちにスポットライトを当ててみましょう。

 

R-1グランプリ2022で悲願の優勝

「R-1グランプリ」はピン芸人などひとり芸の頂点を目指す最高の舞台です。前回開催から芸歴10年までにルール改正され、夢叶わず出場を諦めざるを得ない芸人もたくさんいます。お見送り芸人しんいちのR-1グランプリ決勝は、初出場で最後のチャンスでした。

ファーストステージでは代表的な歌ネタ「僕の好きなもの」を披露。2位の得点に3人が並ぶ接戦でしたが、決選投票で審査員5人中3人の票を獲得して、1点差で1位通過のZAZYとの最終決戦に進出します。

2本目に披露した「応援するよ」も得意とするギターの歌ネタでした。1票差でZAZYを僅かに上回り見事優勝、第20代王者に輝きました。

ZAZYは2年連続の準優勝で無念のラストイヤーとなり、2人の対照的な涙がとても印象的でした。

 

お見送り芸人しんいちの歌ネタ

お見送り芸人しんいちの「僕の好きなもの」と「応援するよ」は、ギターと歌唱の王道的な歌ネタ芸と言えるでしょう。

際どいフレーズのスパイスの効いた歌詞で、毒を含んだ面白ネタを、リズムや強弱を変えながら次々と繰り出していきます。

穏やかできれいな旋律のギターや聞き惚れるような歌声とのギャップがあるので、あまり嫌味に感じないのかもしれません。好青年のスッキリした見た目や好印象の人柄もあるのでしょう。

アコースティックギターと歌声のシンプルな芸風も、自身の芸を磨いた努力が実感として伝わり、とても好感が持てます。

「僕の好きなもの」が2021年10月に配信リリースされています。共感ソングになっていて、ネタなしの楽曲としても素敵です。

歌ネタ王のリベンジをR-1で

「歌ネタ王決定戦」で2019年と2020年に決勝進出して、上昇気流に乗りかけたお見送り芸人しんいちですが、最終開催となった2021年は準決勝で惜しくも敗退。きっと大きなショックだったことでしょう。

「歌ネタ王決定戦2021」で優勝を果たしたZAZYを、約半年後に「R-1グランプリ2022」で直接対決してのリベンジを成し遂げました。

歌ネタをメインのネタとするお見送り芸人しんいちの、意地やプライドが感じられた気もします。

 

サッカー選手の夢から芸人の道に

お見送り芸人しんいち（本名：上野晋一）は、1985年4月21日生まれの36歳（2022年3月現在）、大阪府大東市の出身です。

子供の頃からサッカーとお笑いが好きで、歌声も先生から褒められる少年でした。北陽高校時代にインターハイの出場経験もあり、プロサッカー選手を目指していました。

高校サッカー部の1年先輩にはアイロンヘッドのナポリがいて、5年先輩にはピースの又吉直樹も活躍していた強豪校です。何人も有名なお笑い芸人を輩出するあたりにも大阪らしさが感じられます。

大学時代もサッカーに打ち込むもプロになる夢は叶わず、卒業後に松竹芸能のスクール入り、2009年10月に24歳でデビュー。当初はコンビ「しんいちけんぢ」として活動をしていました。

2011年にコンビ解散後、約2年半芸能事務所に所属せず、芸人として活動休止していたため、2022年に芸歴10年目としてR-1グランプリに最後のチャレンジができたのです。

 

ブレイクして人気者になってほしい

2013年からグレープカンパニーで活動を再開後、厳しい状況が続いていましたが、サンドウィッチマンなど事務所先輩の温かいサポートもあって、開花し始めています。

伊達みきおが名付けた芸名の「お見送り芸人」に人柄が表れていて、大きな声でお客様に挨拶をするお見送りする姿が目に浮かぶようです。

YouTubeチャンネルのタイトルは「お見送り芸人しんいちの嫌われ者」ですが、ブレイクして人気者になる日は遠くないでしょう。

 

公式ページ：https://grapecom.jp/talent_writer/omiokurigeinin-shinichi/

 

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