スカイ・ブラウンは宮崎出身のメダリストとして、一躍注目される存在になりました。東京五輪から採用された新競技のスケートボードは、日本人選手の大活躍が光りました。
日本人選手とともに脚光を浴びている、イギリス代表のスカイ・ブラウンにスポットライトを当ててみましょう。
感動を呼んだスケートボード
スケートボードの種目「女子パーク」で、2021年8月4日に日本が金と銀のメダルに輝きました。1位の四十住さくら(19歳)、2位の開心那(12歳)、惜しくも4位の岡本碧優(15歳)と日本勢が大活躍。
10代の若い選手が席巻しました。日本勢に割って入るように3位の銅メダルに輝いたのが、イギリス代表のスカイ・ブラウン(13歳)で、銀メダルの開心那と同学年の中学1年生になります。低年齢での活躍もさることながら、技の凄さも衝撃的でした。
果敢に難易度の高い技にチャレンジして、失敗しても称え合う姿が感動を呼びました。競い合いをする敵ではなく、同じ競技で高め合うみんな仲間という関係性が素敵でした。
スカイ・ブラウンは予選を2位で通過しますが、決勝では2回失敗していました。最後の3回目の前に四十住さくらから、絶対にできると励まされ臨んだ結果、大技を成功し3位に入ったのです。
四十住さくらとも仲の良い友達で、通訳をするなど微笑ましい姿もありました。天真爛漫でキュートな笑顔が弾ける13歳。世界で人気が急上昇しています。
スカイ・ブラウンは宮崎出身
スカイ・ブラウンは2008年7月7日生まれ、父がイギリス人で母が日本人であり、宮崎県で生まれました。日本名は「澄海」でスカイと読み、澄んだ海と書くのです。ちなみに4歳下の弟は、オーシャン・ブラウンで日本名は「大海」です。
父の影響で物心つく頃からスケートボードを始めました。スーパーキッズとして注目され、8歳でアメリカの大会に最年少で出場し、10歳には最年少プロスケーターとなりました。
2020年5月に練習中に大怪我するアクシデントを乗り越え、見事銅メダルに輝いたのです。
多才なスカイ・ブラウン
アメリカのカリフォルニアと宮崎県高鍋町に自宅があり、拠点にしています。サーフィン一家としても知られ、スケートボードの才能だけでなく、サーフィンでも才能を伸ばしています。姉弟の名前が、「スカイ(澄海)」と「オーシャン(大海)」なのも頷けますね。
2018年にはアメリカのダンス大会で優勝し、2020年には歌手デビューもしているのです。才能豊かな13歳ですね。姉弟のYouTubeチャンネル「Sky & Ocean」も人気となっています。
3年後のオリンピック
3年後のパリオリンピックでは、スケートボードとサーフィンの両方での出場を目指しているのかもしれません。弟のオーシャンも今後注目される選手に成長する可能性があり、姉弟での出場も夢ではないでしょう。
日本人選手と同じように今後注目していきたい選手です。