おさるが書道家として活躍していることをご存知でしょうか。おさるとコアラがお笑いコンビ「アニマル梯団」として、1990年代に活躍したことを覚えている人も多いでしょう。おさるがなんと書道家「宇都鬼(うっきー)」として頑張っています。
おさると元相方のコアラについて紐解いてみましょう。
モンキッキーとハッピハッピーに改名も
おさる(本名:大森晃)は、1968年9月19日生まれ、大阪府摂津市出身。コアラ(本名:宮谷信也→疋田信也)は、1969年2月7日生まれ、大阪府堺市出身です。
高校と大学を共に過ごした友人で、1991年に「アニマル梯団」を結成しました。人気番組「ボキャブラ天国」シリーズなどで活躍し、知名度を上げましたが、2000年に解散。
1999年にコアラが三原じゅん子と結婚(2007年に離婚)し、コアラだけ事務所を移籍し、各々の道を歩み始めました。
2004年の番組で占い師・細木数子の提案により、おさるが「モンキッキー」、コアラが「ハッピハッピー。」に改名し、大きな話題になりました。しかし、その後新旧2つの芸名を交互に何度か変更を繰り返すことに。
コアラは、バンド活動や飲食店店長などを経て、会社を立ち上げ、最近は番組制作に携わる裏方として、ニュース番組内の特集枠などを担当しています。
おさるは書道で才能開花
おさるは、SASUKEや筋肉番付などスポーツ系番組でも活躍する身体能力の高さもあり、バラエティ番組で体を張るなどして、頑張っていましたが次第に出演が減少。
2007年にタレントの山川恵里佳と結婚し、13歳年下の妻に叱咤される夫婦のやり取りもネタのようにしていました。
おさるの母が書道の先生で、4歳から英才教育を受けて育ち、基礎を叩き込まれていました。芸能界の中でも字が綺麗なことで知られ、「中居正広のミになる図書館」の番組企画で美文字も披露しています。
2008年頃から、本格的に書の道に取り組み始めました。書の修行に何年間も打ち込めたのは、しっかり者の妻の支えがあってできたことでしょう。
今では、書家として数々の賞を受賞し、イベントや看板の題字などたくさんの仕事があり、ほとんど芸人としては潜めていますが、書家として成功しているのです。
宇都鬼の由来は?
2014年頃に、記者から書家名を聞かれ、芸人のノリで咄嗟に「うっきー」とサルの鳴き声で返答した洒落が、書家名になってしまいました。
2008年から師事している書家の松川昌弘氏が、「うっきー」に「宇都鬼」と漢字を当てて、作品に押す印鑑まで作製してくれたのです。師匠に一人前と認められたということだったのかもしれません。
「魂のない字は書ではない」がモットーの「宇都鬼」に今後も注目です。
宇都鬼(書家)公式サイト:http://www.kakibito.com/
おさる(芸人)公式サイト:http://asaikikaku.co.jp/talent/profile/osaru