新年を迎え、初詣の参拝はお済みでしょうか。混雑しているのは苦手なので、少し落ち着いてから参拝しようという人もいらっしゃるでしょう。
ご家庭の玄関や商売繁盛のために、お店などでよく飾られている縁起物の招き猫。右手を挙げているのは金運を招き、左手を挙げているのは人を招くとされています。
開運におすすめの招き猫スポットで、新年の福を招いてみませんか。
今戸神社(東京・台東区)
今戸神社は、招き猫の発祥地のひとつです。縁結び・良縁の神社としても有名です。江戸時代、貧困のため飼い猫を仕方なく手放した老婆の夢枕で、愛猫が「私の形の人形で福徳が授かる」と伝えました。
愛猫の姿をした今戸焼の猫人形を売り始めたところ評判になり、招き猫の発祥地と言われています。境内には大小様々な招き猫が祀られていて、絵馬やお守りなども可愛い招き猫です。
なお、今戸神社は新選組の主要人物である沖田総司の終焉の地ともいわれ、石碑があります。住所の番地が「いいご夫婦」なのも、ご利益がありそうでいいですね。
(東京都台東区今戸1-5-22)
公式サイト:https://imadojinja1063.crayonsite.net/
豪徳寺(東京・世田谷区)
豪徳寺も招き猫発祥地として知られています。招福観音が祀られている招猫殿付近には、無数の招き猫が並んでいます。
彦根藩の藩主である井伊直孝が鷹狩りに行った際、寺の前を通りかかったときに住職の飼い猫が手招きして寺で休息しました。するとすぐ雷雨に見舞われ、猫のおかげで難を逃れたことから、井伊家は豪徳寺に寄進し後に菩提寺にしました。
豪徳寺には、桜田門外の変で知られる井伊直弼の墓もあります。彦根城の人気ゆるキャラ「ひこにゃん」は、井伊家の縁で豪徳寺の招き猫がモチーフになっています。
(東京都世田谷区豪徳寺2-24-7)
自性院(東京・新宿区)
自性院は「猫寺」とも呼ばれ、招き猫の発祥の説のひとつです。江戸城築城に携わった、太田道灌にまつわる逸話があります。
室町時代の末頃、江古田の戦い中に危機に直面していた太田道灌を、自性院に黒猫が招き入れ危機を救いました。道灌は感謝し、「猫地蔵」を奉納しました。
(東京都新宿区西落合1-11-23)
招き猫ミュージアム(愛知県・瀬戸市)
招き猫ミュージアムは、コレクション数千点を展示している日本最大規模の招き猫専門博物館です。「日本招猫倶楽部」の世話役を務めている個人コレクションです。
骨董品から玩具や雑貨までありとあらゆる招き猫が展示され、デザインや種類の豊富さに圧倒されます。一度は訪れたい招き猫の聖地です。
愛知県瀬戸市は、愛知県常滑市とともに招き猫の生産地としても有名です。
(愛知県瀬戸市薬師町2)
公式サイト:http://www.luckycat.ne.jp/
吉兆招福亭(三重県・伊勢市)
招き猫の品ぞろえの豊富さが突出した専門店です。1000種類以上の日本各地の招き猫を購入することができます。伊勢神宮の参拝の際には是非立ち寄りたい「福」が溢れる店内です。きっとお気に入りの招き猫に出会えることでしょう。
(三重県伊勢市宇治中之切町52・おかげ横丁内)