
公開日 2026年9月28日 最終更新日 2026年9月28日
「あさドラ!」は、「YAWARA!」「20世紀少年」などで広く知られる浦沢直樹先生の最新作です。本作は、戦後日本を生きた一人の女性の人生を軸に、昭和史と巨大生物をめぐるSFサスペンスを融合させた長編漫画となっています。
では今回は、そんな「あさドラ!」の最新刊の発売情報やストーリー、作品の魅力を詳しくご紹介していきましょう。
「あさドラ!」の最新刊の発売情報
「あさドラ!」は浦沢直樹先生による作品で、2018年10月から小学館・週刊ビッグコミックスピリッツにて連載がスタートしています。
最新刊は第9巻で、2024年11月に発売されました。第9巻では、1968年の東京を舞台に、21歳になった主人公が民間航空会社を立ち上げ、パイロットとして活動する姿が描かれます。そして次巻にあたる第10巻は、2026年9月30日(水)に発売される予定です。
「あさドラ!」のストーリー
物語は1959年、伊勢湾台風が迫る名古屋から始まります。主人公・浅田アサ(あさだあさ)は、大家族の中で育った12歳の少女。いつも元気に走り回り、周囲から名前を間違えられることも多い少女です。
台風が迫る中、産婦人科医を呼びに走っていたアサは、そこで「春日のおっちゃん」こと春日晴夫(かすがはるお)と出会います。
春日は人さらいをしていた男ですが、二人は台風によって思いもよらない出来事に巻き込まれてしまいます。やがてアサは、名古屋を襲った巨大台風の混乱の中で人々を救うため、飛行機を操縦することに。
この経験は彼女の人生を大きく変え、アサは空を飛ぶことへの強い憧れを抱くようになります。一方、物語の裏側では、巨大な謎の生物「アレ」の存在が浮かび上がります。
自然災害を思わせる出来事の背後に、人間の理解を超えた存在が潜んでいるのでした。物語はその後、1964年の東京へ移ります。17歳になったアサは、パイロットの資格を取得し、春日の会社「ASA」で働いています。
日本全体が高度経済成長の熱気に包まれる一方で、「アレ」の脅威は消えていませんでした。更に1968年には21歳となり、自ら民間航空会社「浅田アサ商会」を立ち上げるまでに成長したアサ。
こうして本作は、アサ個人の成長と戦後日本の社会の変化、そして謎の巨大生物をめぐる物語を並行して描いていきます。
本作の魅力について
「あさドラ!」は、一人の女性の一代記と壮大なSFを同時に描いている作品です。アサは、最初から特別な英雄として登場するわけではありません。
大家族の中で暮らす普通の少女だった彼女が、人々との出会いや危機を経験しながら、自分の力で人生を切り開いていきます。その成長を、戦後から高度経済成長期という日本社会の変化と重ねて描くことで、個人の人生と歴史が一体化した物語になっているのです。
また、浦沢先生の作品らしい「先が読めない展開」も大きな魅力です。昭和の人間ドラマとして始まったはずが、巨大生物をめぐるSFへと発展し、更に歴史や人物、出来事を巧みに物語へ組み込んでいきます。
東京オリンピックなど、実際の日本史を背景にしながら、その裏側でアサたちが知られざる事件に挑んでいたという構成がとても面白いです。
そして、アサ自身のキャラクターも印象的です。明るく行動力があり、危機に直面しても誰かを助けるために走り出す少女。その姿には、浦沢先生が描く女性主人公ならではの生命力があり、長い年月をかけて彼女がどのような女性へ成長していくのかを見届けたくなります。
今後の展開が気になる波乱万丈な一代記
「あさドラ!」は、一人の少女の成長と戦後日本の歴史、飛行機、冒険、SF、巨大生物の謎を融合させた壮大な長編漫画です。
第9巻までは21歳のアサが描かれており、第10巻は2026年9月30日に発売予定です。少女だったアサがどこまで成長し、彼女と「アレ」の物語がどのような結末へ向かうのか、今後の展開がとても楽しみな作品となっています。
小学館「あさドラ!」公式ページ:https://bigcomics.jp/series/aa788df56681c/new
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